罠に掛ける(読み)ワナニカケル

デジタル大辞泉 「罠に掛ける」の意味・読み・例文・類語

わな・ける

鳥獣を捕らえるためにわなを仕掛ける。わなで鳥獣をとらえる。
他人計略でおとしいれる。「儲け話で―・ける」
[類語]欺く騙す騙し込む騙くらかすごまかす偽るたばかるかたたぶらかすはぐらかす化かす担ぐ陥れる引っ掛ける出し抜く欺瞞瞞着まんちゃく一杯食わすぺてんに掛ける背負い投げを食う足をすくう鼻を明かす寝首を掻く裏をかく裏の裏を行く

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精選版 日本国語大辞典 「罠に掛ける」の意味・読み・例文・類語

わな【罠】 に=掛(か)ける[=陥(おと)す]

  1. 鳥獣を捕らえるために、罠を仕掛ける。罠を仕掛けて、鳥獣を捕らえる。
    1. [初出の実例]「此わなにかけて其儘打殺いて呉れう」(出典:虎寛本狂言・釣狐(室町末‐近世初))
  2. 他人を計略でおとしいれる。うまうまと他人をだます。
    1. [初出の実例]「わなにかけたる亭主がしゃぎり」(出典:浄瑠璃・百合稚高麗軍記(1742)四)
    2. 「学資を餌に姉妹を係蹄(ワナ)に陥さうとする」(出典魔風恋風(1903)〈小杉天外〉前)

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