化かす(読み)バカス

デジタル大辞泉 「化かす」の意味・読み・例文・類語

ばか・す【化かす】

[動サ五(四)]《古くは「はかす」とも》人の心を迷わして正常な判断を狂わせる。たぶらかす。「狐に―・される」
[可能]ばかせる
[類語]騙すごまかす偽るたばかる騙る誑かすはぐらかす欺く一杯食わす騙し込む騙くらかす担ぐ陥れる引っ掛ける出し抜く欺瞞瞞着まんちゃく罠に掛けるぺてんに掛ける背負い投げを食う足をすくう鼻を明かす寝首を掻く裏をかく裏の裏を行く

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精選版 日本国語大辞典 「化かす」の意味・読み・例文・類語

ばか・す【化・魅】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙 人の心を迷わせて、正常な判断ができないようにする。たぶらかす。だます。
    1. [初出の実例]「外相に、ばかされて、此は馬、此は牛、此は人と思なして」(出典:真如観(鎌倉初))
    2. 「些見は二十四五とも化(バカ)すが慥に男よりは二つ三つ年上らしい」(出典青春(1905‐06)〈小栗風葉〉春)

化かすの補助注記

近世、「浮・好色一代男‐三」の「同じ穴の狐川、身は様々に化(バカス)るぞかし」のように、終止形に「ばかする」の形も見られる。

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