足を掬う(読み)アシヲスクウ

デジタル大辞泉 「足を掬う」の意味・読み・例文・類語

あしすく・う

相手すきをついて失敗させる。「ライバルの―・う」
[補説]文化庁が発表した「国語に関する世論調査」で、「をすくわれる」と「足下をすくわれる」について、どちらの言い方を使うか尋ねたところ、次のような結果が出た。
 平成19年度調査平成28年度調査
足をすくわれる
本来の言い方とされる)
16.7パーセント26.3パーセント
足下をすくわれる
(本来の言い方ではない)
74.1パーセント64.4パーセント

[類語]欺く騙す騙し込む騙くらかすごまかす偽るたばかるかたたぶらかすはぐらかす化かす担ぐ陥れる引っ掛ける出し抜く欺瞞瞞着まんちゃく一杯食わす罠に掛けるぺてんに掛ける背負い投げを食う鼻を明かす寝首を掻く裏をかく裏の裏を行く

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精選版 日本国語大辞典 「足を掬う」の意味・読み・例文・類語

あし【足】 を 掬(すく)

  1. ( 相手の足を払うようにして支えを失わせる意から ) 相手のすきに付け入って、思いがけない手段で相手を失敗、敗北に導く。足がらを掬う。

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