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対潜兵器 たいせんへいき

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百科事典マイペディアの解説

対潜兵器【たいせんへいき】

敵潜水艦を探知・攻撃する兵器。探知にはレーダーソナー磁気探知機などを使用。攻撃には従前から爆雷魚雷が使われてきたが,今日では爆雷を遠距離攻撃の可能な爆雷投射機で投射したり,米国のアスロックなどのようにホーミング魚雷や爆雷をロケットで発射するようになった。
→関連項目音響兵器駆潜艇駆逐艦潜水艦

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

対潜兵器
たいせんへいき

ASW(対潜水艦戦)に使用する兵器をいう。広義には捜索・探知・敵味方識別に利用されるソナーなど音響兵器も含まれるが、通常は対潜攻撃兵器をさす場合が多い。水雷武器ともよばれる。初期の対潜兵器は爆雷のみで、これを艦尾から海面に落として潜水艦を攻撃した。第二次世界大戦期には爆雷をより遠距離に飛ばす前投兵器が各国海軍で開発された。そのうち代表的なヘッジホッグ(イギリスで実用化)は一時に24発の爆雷を0.2秒間隔で約260メートル前方海面に射出、円形の弾着パターンを描き、1発が潜水艦に触れると全弾誘爆した。第二次世界大戦後、原子力推進の実用により潜水艦が水中高速化、深々度潜航化を達成、行動範囲を拡大したのに伴い、対潜兵器も多様化、高度化するようになった。今日各国海軍で広く用いられているのはボフォース(4連装の対潜ロケット、スウェーデン製)、アスロック(8連装の対潜ロケット、アメリカ製)、マラフォン(無線指令による対潜ミサイルフランス製)、Medvedka(無線誘導ミサイルロシア製)などがある。どれも自動追尾魚雷をロケットもしくはミサイルで10~30キロメートル飛ばし、敵潜水艦を最短距離で撃破しようとする兵器である。爆雷や魚雷の弾頭部に核を装着し少々目標から離れていても爆発の威力を利用する考え方もある。アメリカのサブロックがその代表格で、ロシアのRPK‐2やRPK‐6などの対潜ミサイルも核弾頭化が可能だとされている。[前田哲男]

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