山下亀之丞(読み)やました かめのじょう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山下亀之丞」の解説

山下亀之丞(2代) やました-かめのじょう

?-? 江戸時代中期歌舞伎役者
初代中村四郎五郎,初代篠塚次郎左衛門の門人。京坂の舞台若女方,若衆方をつとめる。初代山下亀之丞の門にうつり,享保(きょうほう)10年(1725)2代を襲名傾城(けいせい)の濡事(ぬれごと)を得意とした。初名は中村光三郎。前名は篠塚政之助,山本染之助。

山下亀之丞(初代) やました-かめのじょう

?-? 江戸時代前期-中期の歌舞伎役者。
初代三条浪江の父。初代山下京右衛門の門人。元禄(げんろく)11年(1698)若女方京都の舞台にたつ。江戸,大坂で活躍したのち京都にもどる。女方専門で,傾城(けいせい)の濡事(ぬれごと)を得意とした。

山下亀之丞(4代) やました-かめのじょう

?-? 江戸時代中期の歌舞伎役者。
山下四郎五郎の門人。宝暦のころ京都で若衆方,若女方をつとめ,のち江戸三座の舞台にたつ。安永6年(1777)4代を襲名。時代物,世話物の女方として活躍した。前名は山下京之助。俳名東湖

山下亀之丞(3代) やました-かめのじょう

三条浪江(さんじょう-なみえ)(初代)

山下亀之丞(6代) やました-かめのじょう

中村紫若(なかむら-しじゃく)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android