岡本豊彦 おかもと-とよひこ
1773-1845 江戸時代後期の画家。
安永2年7月8日生まれ。はじめ黒田綾山,のち京都にでて松村月渓にまなぶ。山水画を得意とし,松村景文とならび四条派を代表する画家となった。弘化(こうか)2年7月11日死去。73歳。備中(びっちゅう)(岡山県)出身。字(あざな)は子彦(しげん)。通称は司馬。号は鯉喬,葒村(こうそん),澄神斎。作品に「近江八景」など。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
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岡本豊彦
おかもととよひこ
[生]安永2(1773).備中
[没]弘化2(1845).7.11. 京都
江戸時代後期四条派の画家。字は子彦 (しげん) ,通称司馬。号はこう村,澄神斎,丹岳山人など。故郷を去り京都四条付近に居住。呉春に師事し,来朝諸家にも学ぶ。山水,人物,花鳥を描き,特に文人画風の山水画に長じる。門人は塩川文麟,柴田是真など。主要作品『江山漁夫図』『孔雀図』。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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岡本豊彦 (おかもととよひこ)
生年月日:1773年7月8日
江戸時代後期の四条派の画家
1845年没
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の岡本豊彦の言及
【円山四条派】より
…最初は蔑称であったものが,のち正式の流派名になったという。代表的画家に呉春の異母弟で流派の確立者となった[松村景文]のほか,長山孔寅(こういん)(1765‐1849),佐久間草偃(そうい)(?‐1828),柴田義董(1780‐1819),岡本豊彦(1773‐1845),山脇東暉(1777‐1839)らがいる。 円山四条派は以後も命脈を保ち,近代日本画の確立に大きな役割を果たした。…
※「岡本豊彦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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