デジタル大辞泉 「岨」の意味・読み・例文・類語 そば【×岨】 《「稜そば」と同語源。古くは「そわ」》山の切り立ったけわしい所。がけ、絶壁など。「ふるはたの―の立木にゐる鳩の友よぶ声のすごき夕暮れ」〈新古今・雑中〉[類語]崖・断崖・絶壁・懸崖・崖っぷち・絶崖・岩壁・氷壁・岩場 そ【岨】[漢字項目] [音]ソ(呉) [訓]そば そわ山が重なって険しい。そば立つ。「険岨けんそ」 そわ〔そは〕【×岨】 ⇒そば(岨) 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「岨」の意味・読み・例文・類語 そわそは【岨】 〘 名詞 〙 ( 近世以後「そば」とも ) けわしい所。がけ、絶壁、急斜面、急坂など。きりぎし。[初出の実例]「古畑のそはのたつ木にゐる鳩の友呼ぶこゑのすごき夕暮」(出典:山家集(12C後)中) そば【岨】 〘 名詞 〙 ⇒そわ(岨) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「岨」の読み・字形・画数・意味 岨8画 [字音] ショ・ソ[字訓] けわしい[説文解字] [字形] 形声声符は且(しよ)。〔説文〕九下に「石、土を戴けるなり」と、土をかぶった石山の意とするが、嶮岨のところをいう。[訓義]1. けわしい、さかしい、そばだつ。2. 上に土を被った石山。3. 阻と通用する。[古辞書の訓]〔名義抄〕岨 イシノヤマ・サカシ・ミサキ・ヘダツ・トドム[熟語]岨隘▶・岨嶮▶・岨固▶・岨峻▶・岨深▶[下接語]危岨・嶮岨 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報