岩松院(読み)がんしよういん

日本歴史地名大系 「岩松院」の解説

岩松院
がんしよういん

[現在地名]小布施町雁田

雁田かりた山西山麓、雁田城山を背に前面に湧水池を控え、一見山城の居館を思わせる。曹洞宗。本尊釈迦如来。遠江国周知郡中田村の曹洞宗雲林寺末。

永享二年(一四三〇)荻野備後守常倫開基、不琢玄珪開山という(長野県町村誌)。寺伝では、前身北方の現字下入しもいりにあった千僧林念仏寺で、文明四年(一四七二)岩松院と改め、明室覚証によって曹洞宗に改宗したという。寛文八年(一六六八)の高井郡山田村真法寺・雁田村岩松院本末出入訴状(高橋新治氏蔵)によると真法寺と松城(現長野市松代)の長国寺との間で岩松院をめぐり本末の争いのあったことがわかる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

事典・日本の観光資源 「岩松院」の解説

岩松院

(長野県上高井郡小布施町)
信州の古寺百選指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

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