狩場茂津多道立自然公園(読み)かりばもつたどうりつしぜんこうえん

日本歴史地名大系 「狩場茂津多道立自然公園」の解説

狩場茂津多道立自然公園
かりばもつたどうりつしぜんこうえん

昭和四七年(一九七二)六月、道立自然公園に指定された区域渡島半島最高峰である狩場山山岳景観と寿都すつつ町の弁慶べんけい岬から茂津多岬を経て北檜山町の太櫓ふとろ海岸に至る海食崖による海岸景観、多種石灰岩植物の特産種・希少種が自生する大平おおひら山とその周辺をあまねく保護することを目的としている。総面積は二万三三二一・二ヘクタール。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「狩場茂津多道立自然公園」の意味・わかりやすい解説

狩場茂津多道立自然公園
かりばもったどうりつしぜんこうえん

北海道南西部,渡島半島北部の寿都町島牧村せたな町に広がる山岳と海浜の自然公園。面積 226.47km2。 1972年指定。渡島半島の最高峰をなす楯状火山狩場山 (1520m) の山岳景観,オオヒラウスユキソウなど貴重な高山植物が分布する大平山 (1191m) の植物景観,寿都町の弁慶岬より茂津多岬を経て,せたな町の太櫓海岸にいたる日本海岸の海食崖風景が特色。特に狩場山地が日本海に迫る茂津多岬の海食崖は高さ約 280mに及ぶ。

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