日本歴史地名大系 「島門駅」の解説
島門駅
しまとのえき
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
律令国家によって設けられた筑前(福岡県)の駅の一つ。所在地に定説はないが,《遠賀郡誌》が比定する遠賀郡島門村大字島津(現,遠賀町大字島津)が最も可能性が高い。島門の地名は古く柿本人麻呂の歌にも見える。駅に置く馬は《延喜式》によれば23疋で,筑前各駅の駅馬数のなかで最も多い。《遠賀郡誌》はこの理由を水駅を兼ねていたことに求めているが,人麻呂の歌の詞書に〈筑紫に下る時,海路に作る〉とあることから,この見解は正しいだろう。現在の島門は海に面していないが,若松半島が島だった時代には,島津は水道に面した津であり,現在の地名もこれによっている。駅としての機能がいつまで存続したかは不明だが,鎌倉時代中期に鎮西探題より島門駅あてに出された文書が残っており,鎌倉時代末までは存続したと考えられる。
執筆者:木村 忠夫
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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