精選版 日本国語大辞典 「川汲温泉」の意味・読み・例文・類語 かっくみ‐おんせん【川汲温泉】 〘 名詞 〙 北海道函館市にある温泉。泉質は単純泉。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
日本歴史地名大系 「川汲温泉」の解説 川汲温泉かつくみおんせん 北海道:渡島支庁南茅部町尾札部村川汲温泉[現在地名]茅部郡南茅部町字川汲現南茅部町中央部を流れて太平洋に注ぐ川汲川の中流にある温泉。川汲川渓谷と川汲温泉は恵山(えさん)道立自然公園第三種特別地域に指定されている。右岸の湯は鶴(つる)の湯とよばれる。「北藩記略」のヲサツベの項に「温泉在り。万病に有効。天明二寅」とある。「風俗人情之沙汰」の温泉の項に「カツクミ」があげられ、「蝦夷迺天布利」には「カツクミといふ浦のあり、此山の奥にはよき温泉のあるちふ」と記される。文化一〇年(一八一三)津軽の三島弁吉が初めて浴舎を建てて湯宿を業とした(南茅部町史)。同一二年仙台の千葉尚が、寛保年間(一七四一―四四)にアイヌが傷ついた鶴の湯浴みを見て温泉を発見したという鶴の湯の由来を記し、薬師堂に掲額した(「巡回日記」明治五年九月二八日条)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「川汲温泉」の意味・わかりやすい解説 川汲温泉かっくみおんせん 北海道南西部、函館市(はこだてし)川汲町にある温泉。内浦湾へ流入する川汲川上流にあり、泉質は単純温泉。鶴の湯(つるのゆ)ともいわれ、安永(あんえい)年間(1772~1781)の発見で、1813年(文化10)に浴場が設けられた。近くに川汲渓谷があり、サクラ、ツツジ、紅葉で知られる。函館駅からバスの便がある。[瀬川秀良][参照項目] | 函館(市) | 南茅部 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by