布晒し(読み)ヌノザラシ

デジタル大辞泉 「布晒し」の意味・読み・例文・類語

ぬの‐ざらし【布×晒し】

布を洗って日光にさらすこと。
日本舞踊で、両手に長い布を持って洗いさらすようすを表す所作。また、その曲。

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精選版 日本国語大辞典 「布晒し」の意味・読み・例文・類語

ぬの‐ざらし【布晒】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 布を水洗いして、日にさらすこと。また、染色した布を川水などにさらして糊分などを落とす作業をいう。〔人倫訓蒙図彙(1690)〕
    1. <a href=布晒〈日本山海名物図会〉" />
  3. 日本舞踊・邦楽で、両手に長い布をもって、洗いさらすような様子をあらわす曲、または部分長唄越後獅子清元六玉川(むたまがわ)など。さらし。
    1. [初出の実例]「布さらしの手をどりを見るごとく」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉八)

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「布晒し」の解説

布ざらし
(通称)
ぬのざらし

歌舞伎浄瑠璃外題
元の外題
後面萩玉川
初演
明治29.7(東京市村座)

布ざらし
(別題)
ぬのざらし

歌舞伎・浄瑠璃の外題。
元の外題
布晒し
初演
明治13.1(横浜・港座)

布晒
(通称)
ぬのざらし

歌舞伎・浄瑠璃の外題。
元の外題
晒女
初演
文化10.6(江戸森田座)

布晒し
ぬのざらし

歌舞伎・浄瑠璃の外題。
初演
明治13.1(横浜・港座)

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