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康定 こうてい

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大辞林 第三版の解説

こうてい【康定】

中国、四川省西部の都市。付近で薬種・毛皮を産する。漢族とチベット族の交易の地。もと西康省の省都。旧名、打箭炉だせんろ。カンティン。

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百科事典マイペディアの解説

康定【こうてい】

中国,四川省西部の都市。甘孜(かんし)チベット族自治州政府の所在地。標高約2500m。旧名ターチェンルー(打箭炉)。川蔵公路(成都〜ラサ間)に沿い,チベット東部への門戸をなし,薬材・毛皮などを移入,四川茶・布類などを移出するほか,製茶,織物などの手工業がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

こうてい【康定 Kāng dìng】

中国,四川省中西部の県。ダルドDardoともいう。人口10万(1994)。大渡河支流の峡谷に開けたガルツェ(甘孜)チベット族自治州の州都。漢には旄牛(ぼうぎゆう),徙(し)県の域外であったが,唐以後チベットの馬と漢の茶の交易が盛んとなり発展した。1729年(雍正7)打箭炉(だせんろ)をおいたが,この地名は三国時代諸葛亮(孔明)が郭達を派遣,炉をすえて箭すなわち矢を作ったとする故事に由来するという。また達水,折水が集まる渚を意味する達折渚(チベット語でダルツェムド)がなまったともいう。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

康定
こうてい / カンティン

中国、四川(しせん/スーチョワン)省中西部にある県。岷江(びんこう/ミンチヤン)支流大渡河(だいとが/タートゥーホー)水系の瀘河(ろが)に沿い、大雪(だいせつ/ターシュエ)山脈南部の高原上に位置する。カルズエ・ツアン族自治州の州都。南約50キロメートルにコンガ山(7556メートル)がある。別名打箭炉(だせんろ)。古くから西南諸民族の交易地で、今日も川蔵自動車道(四川―チベット)に沿い、四川盆地の茶、織物、チベット高原の毛皮などの集散地である。周辺での緬羊(めんよう)放牧による毛織物・皮革工場のほか金産地もみられ、また麝香(じゃこう)の特産地でもある。[小野菊雄]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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