コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

建州衛 けんしゅうえい Jian-zhou-wei; Chien-chou-wei

2件 の用語解説(建州衛の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

建州衛
けんしゅうえい
Jian-zhou-wei; Chien-chou-wei

中国,明が東北満州に位置した建州女直を招撫した際に設置した衛。 15世紀初めの永楽帝初期にまず招撫に応じたカルカ (火児阿) 部をもって建州衛を設立。まもなく斡朶里部も招撫に応じたので建州左衛を増設。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

建州衛
けんしゅうえい

中国、明(みん)朝が建州女直(じょちょく)(女真(じょしん))を支配するために設立した衛(軍衛)。明朝は東部満州(中国東北部)に住んでいた女直族を支配するため、中国本土に倣って部族単位に衛所(えいしょ)制度を実施した。その部族は、吉林(きつりん)近辺に建州衛、建州左衛、建州右衛、毛憐(もうりん)衛の各衛に分けられた。これらの衛に所属する満州部族は建州女直と称され、海西(かいせい)女直、野人(やじん)女直とともに三大女直と称された。
 満州諸部族は各衛を単位に自治を営み、明朝は都指揮使(としきし)の支配下に衛を通じて統治した。衛の長官である指揮使や千戸、百戸などは朝貢貿易の権利を保護するものであったが、やがて建州三衛はこの権利をめぐって内乱が起きた。16世紀末になって建州左衛出身のヌルハチ(清(しん)の太祖)は建州三衛の統合に成功し、これを基礎に後金(こうきん)国、清朝へと発展した。[細谷良夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の建州衛の言及

【明】より

…靖難の変の内戦中に,北方ではモンゴルの勢力が回復したので,まず親征してこれを討ち,結局死ぬまで5回の遠征を試みた。東北にも意を用い,建州衛を設けて女真族を羈縻(きび)し,黒竜江下流に奴児干(ぬるがん)都司を設けた。南方ではベトナムの混乱に乗じて出兵し,安南布政司を設けて直接支配下に置いたほか,宦官(かんがん)鄭和に大船団を率いさせ,南海からインド洋,さらに東アフリカに達する大遠征を行わせた。…

※「建州衛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

建州衛の関連キーワード馬市建州女直女真東清鉄道満州建州女真弩爾哈斉満州岩満州開拓団北満州鉄道

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone