建白(読み)けんぱく

精選版 日本国語大辞典 「建白」の意味・読み・例文・類語

けん‐ぱく【建白】

〘名〙
① (「けんはく」「けんばく」とも) 政府上役などに対し、自分意見を申し立てること。建言
西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉外「一法を工夫し、国王に建白して許允を求むるには」 〔新唐書宦者・田令孜伝〕

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デジタル大辞泉 「建白」の意味・読み・例文・類語

けん‐ぱく【建白】

[名](スル)
政府や上役などに自分の意見を申し立てること。
建白書」の略。
[類語]申し立てる建言物申す建議献策上申具申献言進言答申

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「建白」の読み・字形・画数・意味

【建白】けんぱく

意見を上申する。建言。〔漢書佞幸、石顕伝〕(之、書の事を領し、顯の專辟を知る。白して以爲(おも)へらく、書は百官の本、國家の樞(すうき)、宜しく正を以て之れに處すべし。~宦を用ふるは、古制に非ざるなりと。

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