式神(読み)シキガミ

デジタル大辞泉 「式神」の意味・読み・例文・類語

しき‐がみ【式神/識神】

陰陽道おんようどうで、陰陽師が使役するという鬼神。変幻自在な姿で、人の善悪を監視するという。しきのかみ。しきじん。しき。

しき‐じん【式神/識神】

しきがみ(式神)

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精選版 日本国語大辞典 「式神」の意味・読み・例文・類語

しき‐じん【式神・識神】

  1. 〘 名詞 〙しきがみ(式神)
    1. [初出の実例]「昔し、安倍晴明が天文の淵源を極めて、十二神将を仕ひけるが、其の妻職神(シキジン)の貌(かほ)に畏れければ」(出典源平盛衰記(14C前)一〇)

しき‐がみ【式神・識神】

  1. 〘 名詞 〙 陰陽道で、陰陽師が使役するという鬼神。陰陽師の命令に従って変幻自在、不思議な術をなすという。式の神。しきじん。しき。〔新猿楽記(1061‐65頃)〕
    1. [初出の実例]「供なる童は、式神をつかひて来たるなめりかし」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)一一)

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占い用語集 「式神」の解説

式神

陰陽師の命令で自在に動く霊的存在のこと。和紙で出来た札に陰陽師が術をかけると、自在に姿を変えたといわれている。陰陽師・安倍晴明が使役したという式神に十二神将十二天将)があり、六壬の「青龍朱雀・白虎・玄武・勾陳・六合・騰蛇天后・貴人・大陰・大裳・天空」に由来される。

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