筋骨(読み)キンコツ

デジタル大辞泉 「筋骨」の意味・読み・例文・類語

きん‐こつ【筋骨】

筋肉骨格。転じて、からだつき。「筋骨たくましい青年」「筋骨隆々」
[類語]恰幅体つき体格体躯背恰好肉付き骨格骨組み骨柄筋骨すじぼね形骸

すじ‐ぼね〔すぢ‐〕【筋骨】

すじと、ほね。筋肉と骨格。転じて、体格。きんこつ
軟骨
[類語]骨格骨組み骨柄筋骨きんこつ形骸

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精選版 日本国語大辞典 「筋骨」の意味・読み・例文・類語

すじ‐ぼねすぢ‥【筋骨】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「すじほね」とも )
  2. 筋肉と骨格。転じて、体つき。体格。きんこつ。
    1. [初出の実例]「為朝は〈略〉痩黒(やせくろみ)て筋骨(スヂホネ)(ことに)高く」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)下)
    2. 「同じ筋骨(スヂホネ)受けながら何迚父におとりしぞ」(出典:浄瑠璃持統天皇歌軍法(1713)四)
  3. 腱。すじ。
    1. [初出の実例]「ふりょにけさねのひするとて筋骨のちがふてひくは足のふしまつ」(出典:狂歌・堀河百首題狂歌集(1671)春)
  4. 軟骨。

きん‐こつ【筋骨】

  1. 〘 名詞 〙
  2. すじとほね。筋肉と骨格。
    1. [初出の実例]「手足筋骨のつがひつがひ違ふ時は、其痛み尤たえ難き者也」(出典:ぎやどぺかどる(1599)上)
    2. [その他の文献]〔周礼‐天官獣人〕
  3. 体力。からだつき。身体
    1. [初出の実例]「気力尫弱、筋骨衰耗」(出典:続日本紀‐和銅六年(713)五月己巳)
    2. 「筋骨(キンコツ)(たくましく)して身の丈高く」(出典:読本椿説弓張月(1807‐11)拾遺)
    3. [その他の文献]〔孟子‐告子・下〕

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普及版 字通 「筋骨」の読み・字形・画数・意味

【筋骨】きんこつ

筋肉と骨骼。〔列子、説符〕伯樂對(こた)へて曰く、良馬は、形容筋骨もて相すべきなり。

字通「筋」の項目を見る

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