役丁(読み)エキチョウ

精選版 日本国語大辞典 「役丁」の意味・読み・例文・類語

え‐よほろ【役丁】

  1. 〘 名詞 〙(えだち)に出る丁(よほろ)公用労役に従事する人夫。えきてい。
    1. [初出の実例]「白鳥の陵守(みささぎもり)(ども)を差(さ)して(エヨホロ)に宛つ」(出典日本書紀(720)仁徳六〇年一〇月(前田本訓))

えき‐ちょう‥チャウ【役丁】

  1. 〘 名詞 〙 公役に従う男子。令制下、地方から徴集された、青年壮年の男子。仕丁(しちょう)。えきてい。
    1. [初出の実例]「遣使七道。始定田租法〈略〉及点役丁」(出典:続日本紀‐慶雲三年(706)九月丙辰)
    2. [その他の文献]〔野客叢書‐巻五・丁晉公治第〕

えき‐てい【役丁】

  1. 〘 名詞 〙えきちょう(役丁)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android