御国忌(読み)ミコキ

デジタル大辞泉 「御国忌」の意味・読み・例文・類語

み‐こき【国忌】

国忌こっき」の敬称
十一月しもつき朔日ついたちごろ―なるに、雪いたう降りたり」〈賢木

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「御国忌」の意味・読み・例文・類語

み‐こっき‥コクキ【御国忌】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「み」は接頭語 ) 国忌尊敬語皇祖先皇母后などの命日。この日は政務休み追善供養法要を行なった。みこき。
    1. [初出の実例]「御国忌(ミコッキ)の御中陰の過るを遅しとぞ相待ける」(出典太平記(14C後)二一)

み‐こき【御国忌】

  1. 〘 名詞 〙みこっき(御国忌)
    1. [初出の実例]「深草のみかどの御国忌の日よめる」(出典:古今和歌集(905‐914)哀傷・八四六・詞書)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android