御里(読み)オサト

精選版 日本国語大辞典 「御里」の意味・読み・例文・類語

お‐さと【御里】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 )
  2. 生まれ育った所をいう尊敬丁寧語。特に嫁や婿(むこ)の実家。生家
    1. [初出の実例]「お里まで馬もはやめの御使者也」(出典:雑俳・柳多留‐六一(1812))
  3. 以前の身分、経歴。氏素姓(うじすじょう)
    1. [初出の実例]「鼻子の言葉使ひは益(ますます)御里をあらはして来る」(出典吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉三)

み‐さと【御里・京】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「み」は接頭語 ) みやこ。京都。京師(けいし)
    1. [初出の実例]「大道を京(ミサト)の中に作りて」(出典:日本書紀(720)仁徳一四年是歳(前田本訓))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む