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忠誠 ちゅうせい loyalty

翻訳|loyalty

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

忠誠
ちゅうせい
loyalty

特定の人間,集団,または信念に自己を捧げ,節操を変えないこと。忠義と同義。元来,中世封建社会における臣下の君主諸侯に対する忠誠義務を意味したが,近世絶対主義国家では国王一身に集中することが要求された。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

ちゅう‐せい【忠誠】

忠実で正直な心。また、忠義を尽くすこと。「国家に忠誠を尽くす」「忠誠を誓う」

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デジタル大辞泉プラスの解説

忠誠

アメリカの作曲家ジョン・フィリップ・スーザの吹奏楽のための行進曲(1887)。原題《Semper Fidelis》。海兵隊の公式行進曲として知られる。

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世界大百科事典 第2版の解説

ちゅうせい【忠誠 loyalty】

自分より上位にある人物,集団,理念等に対する尊敬の念を伴った献身と服従の態度。場合によっては,対価をまったく期待せずに,全人格をあげて一方的になされる奉仕と自己犠牲という形をとることがあり,日本の武士道の説く忠誠はこれに近い。個人に対する忠誠は,封建時代における国王や諸侯への服従に典型的にみられ,社会的結合の根幹をなしていた。近代では軍隊をはじめとする官僚制組織内の部下の上級者に対する態度にみられる場合がある。

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大辞林 第三版の解説

ちゅうせい【忠誠】

まごころ。また、まごころをもって尽くすこと。 「祖国への-を示す」 「 -心」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

忠誠
ちゅうせい
loyalty

一般的には自我を超えた客観的な大義名分や理念、または自我の属する上級者、集団、制度などに対する愛着・傾倒の感情・態度をいう。この感情がもたらすものは、忠誠の対象を相対的に長期的に喜んで支持し、そのために行動することであり、ある程度の道徳的・感情的・物質的犠牲を払うことをいとわないという態度である。政治的忠誠とは、政治的共同社会の生活において重要な政治的対象に向けられた忠誠であり、その対象には、公式的制度、政党、利益集団、政治指導者、階級、軍隊、憲法、伝統、象徴や神話、歴史と民族的使命などが含まれる。政治的忠誠は、愛国(郷)心patriotismと法的義務obligationとの中間に位置する。それは愛国心と比べると、感情的にはよりクールで、その基礎においてより合理的で、その対象において包括性の度が低く、義務と比べると、より暖かで、合理性の度が低く、より包括的である。政治的忠誠はある政治システム政治文化の一部を構成し、その諸対象とその相互連関、強度、影響範囲、パターンは、それぞれの政治システムの作動能力や安定―不安定に重要な影響を及ぼす。
 政治的忠誠のパターンは、歴史的に変化してきている。たとえば古典古代のギリシア、ローマにおいては、市民のポリス的共同体への全人格的忠誠は、最高の価値とされた。古代末期から中世にかけては、一方ではカトリック教会とその教義への宗教的忠誠が最高の価値とされ、他方では封建主義の地方的で半人格的な忠誠が存在したが、一般的には前者が後者に優越していた。近代、とくに18世紀以降になると、「国民」ないし「民族」の概念が、もっとも包括的な大衆的政治的忠誠の対象となるが(とくにフランス革命以降の「ナショナリズムの時代」)、他方、近代資本主義の展開に伴って、労働運動等においては社会主義思想の影響もあって「階級への忠誠」が「国民・国家への忠誠」と相克するようになった。第一次世界大戦の勃発(ぼっぱつ)に伴ういわゆる第二インターナショナルの崩壊は、この相克の劇的事例である。
 今日、発展途上国においては、国民的忠誠と国民的自己同定感情(アイデンテイフイケーシヨン)の創出が、最重要政治課題となっているが、それとは対照的に、先進工業諸国家においては、個々人の忠誠の、多元化、部分化、道具化の傾向が強いといわれる。いずれにせよ、洋の東西南北を問わず、急速な社会変化と危機の時代においては、忠誠の多元化が忠誠の相克に進み、忠誠紛争の重要性をクローズアップする。忠誠が信従に、批判が不忠誠に等置される危険な傾向をどう防止するかが、今日のグローバルな重要な政治課題であるゆえんである。[田口富久治]

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