日本大百科全書(ニッポニカ) 「恋路海岸」の意味・わかりやすい解説 恋路海岸こいじかいがん 石川県鳳珠(ほうす)郡能登町(のとまち)内浦(うちうら)地区にある海岸。能登(のと)半島の先端部、富山湾に面し、凝灰岩、安山岩、玄武岩などからなる。1.4キロメートルの海岸で、奇岩と弁天(べんてん)島があり、女性的な景勝地。恋敵のため男が海に溺(おぼ)れ死にし、娘もその後を追ったという悲恋伝説があり、ブロンズの男女像が浜辺に立つ。海水浴場も開かれ、民宿も発達し、観光客の来訪も多い。7月の火祭が有名。のと鉄道恋路駅名の入った切符は人気があったが、2005年(平成17)のと鉄道能登線(穴水(あなみず)―蛸島(たこじま)間)廃止に伴い恋路駅は廃駅となった。[矢ヶ崎孝雄] 恋路海岸 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「恋路海岸」の意味・わかりやすい解説 恋路海岸こいじかいがん 石川県北部,能登町北東端の海岸。能登半島の東岸にある。砂浜に凝灰岩,玄武岩の奇岩が分布し,内浦の景勝地の一つをなす。悲恋伝説があり,ブロンズの男女像が建てられている。能登半島国定公園に属し,海岸線を国道249号線が通る。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by