デジタル大辞泉
「愛琿条約」の意味・読み・例文・類語
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あいぐん‐じょうやく‥デウヤク【愛琿条約】
- 一八五八年中国黒龍江岸の愛琿で、ロシアと清国との間で結ばれた条約。ロシアは清国に対して、黒龍江以北の清国領土を割譲させ、沿海州の露清共同管理を認めさせた。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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愛琿条約
あいぐんじょうやく
Ai-hui
1858年 (清,咸豊8年4月) アムール河岸の愛琿 (現在の愛輝) で,ロシアと中国清朝との間に結ばれた条約。太平天国の乱やアロー戦争で清朝が苦しんでいるのに乗じ,東シベリア総督 N.N.ムラビヨフが,黒竜江将軍奕山 (えきさん) に迫って結んだもので,アムール川左岸をロシア領,ウスリー江以東の沿海の地をロシアと清の共同管理と決めた。次いで 60年の北京条約で沿海の地もロシア領となり,アムール川流域からロシア人を締出したネルチンスク条約の効果はまったく失われた。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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