(読み)キ

デジタル大辞泉 「愧」の意味・読み・例文・類語

き【愧】[漢字項目]

[音]キ(呉)(漢) [訓]はじる はじ
はじる。はじ。「愧死愧色慚愧ざんき

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精選版 日本国語大辞典 「愧」の意味・読み・例文・類語

ぎ【愧】

〘名〙 仏語。罪をおそれること。みずからの罪を他に対して恥じること。または、その心。慚(ざん)に対する語。
教行信証(1224)三「有二白法、能救衆生、一慙二愧、慙者自不罪、愧者不他作、慙者内自羞恥、愧者発露向人、慙者羞人、愧者羞天、是名慙愧」 〔摩訶止観‐一〇下〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「愧」の意味・わかりやすい解説


仏教用語。他人に対し自己の罪を恥ること。これに対し,自己の罪をみずから反省し,恥ることを慙といい,慙愧 (ざんぎ) と並べ用いられる。

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