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慷月調 こうげつちょう

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

慷月調
こうげつちょう

都山流尺八本曲。作曲1世中尾都山。 1904年秋,大阪の観心寺で仲秋の名月を眺めるうち,宋の蘇東坡 (蘇軾) の『赤壁賦』にある洞簫の音に想像をめぐらし,胸中の慷 (なげ) きを月によせて作曲したと解説される。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版の解説

こうげつちょう【慷月調】

都山流尺八楽本曲。1904年,初世中尾都山作曲。曲題は〈月に向かって慨嘆する調べ〉の意で,秋の名月の光を仰ぎつつ作曲したと伝える。都山流内部では,この曲を本曲の第2作としているが,傍証から見るとこれが第1作であるらしく,作曲時期が多少さかのぼる可能性もある。全曲独奏で3段より成り,初段・2段は緩徐で自由なリズムで奏され,3段だけは2拍子のリズムにのり,徐から速への変化がみられる。近代的な味わいも加えられてはいるが,全体としては都山流以前の尺八楽古典本曲の風を色濃く踏襲した曲である。

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