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打杖 うちづえ

世界大百科事典 第2版の解説

うちづえ【打杖】

能楽・狂言や舞踊などの小道具。《紅葉狩》《春日竜神》《道成寺》などで後ジテの鬼や竜神が相手方に打ちかかる演技等に使う。丁字形で長さ70cmほど,細竹に曲によって紺,白,赤,萌黄などの布(香緞)を巻く。狂言の打杖は《靱(うつぼ)猿》《釣狐》などに用いる鞭で約60cmほどの細い女竹。一般に折檻の杖を称する場合もあるが,本来は鬼など異神の武器の一つと考えられ,転じて民俗信仰では寿福をもたらしたり,死者を蘇らせたりする杖とも考えられた。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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