把捉(読み)ハソク

精選版 日本国語大辞典 「把捉」の意味・読み・例文・類語

は‐そく【把捉】

  1. 〘 名詞 〙 しっかりとつかまえること。また、理解すること。把握。
    1. [初出の実例]「いまの把捉は、放行をまたざれども、これ夢幻空華なり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)行仏威儀)
    2. 「我は天地を把捉し、山川を自由にして」(出典:随筆・槐記‐享保一〇年(1725)九月一六日)
    3. [その他の文献]〔僧斉已‐霊松歌〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「把捉」の読み・字形・画数・意味

【把捉】はそく

つかむ。唐・斉己〔霊松の歌〕詩 老(らうりん)枯、相ひ把捉し 踉蹌(らうさう)として、立ちて崖のに在り

字通「把」の項目を見る

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