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抽分銭 ちゅうぶんせん

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

抽分銭
ちゅうぶんせん

室町時代に中国,明との間に行われた勘合貿易の輸入税。遣明船 (勘合船 ) による輸入物の国内売価の 10分の1が徴収された。 15世紀後半には,堺の商人が1艘につき 3000~4000貫の抽分銭を払って貿易を独占していた。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

ちゅうぶん‐せん〔チウブン‐〕【抽分銭】

室町時代の輸入税の一。と貿易した勘合船の経営者である幕府・寺社・大名が、便乗する商人に輸入額の10分の1を課したもの。

出典|小学館
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大辞林 第三版の解説

ちゅうぶんせん【抽分銭】

室町時代、幕府や大名などが勘合貿易船に便乗した貿易商人から徴収した税。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

抽分銭
ちゅうぶんせん

室町時代に行われた勘合(かんごう)貿易の輸入品に対する一種の課税。遣明(けんみん)船帰国後、搭乗した商人の輸入品総額を国内価格で算定し、その10分の1を船の経営者が徴収した。経営者である幕府、守護大名、寺院などは富裕な商人を多く乗せて抽分銭を増やすことに心を配った。しかし1476年(文明8)堺(さかい)を発した遣明船以後、幕府船、細川船について堺商人が出航前にあらかじめ抽分銭額を請け負うようになった。経営者に対し輸入額のいかんにかかわらず、一隻につき3000~4000貫文の納入を契約している。そのほかでは一隻で1000貫文、2000貫文の例もみられる。このような請負制では経営者はしだいに名目的なものとなり、商人が経営の実権を握り、ことに堺商人が貿易を独占する傾向を強めた。[池上裕子]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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