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振動子強度 しんどうしきょうどoscillator strength

世界大百科事典 第2版の解説

しんどうしきょうど【振動子強度 oscillator strength】

f値ともいう。分光学でスペクトルの解析に用いられる量で,原子を古典的な調和振動子とみなして光の吸収,放出,分散を論ずるとき,特定の振動数をもった振動子の個数に対応する数。原子による可視光付近の光の吸収は,主として原子内電子と光の電場による双極子相互作用に起因し,原子の基底状態1(エネルギーE1,波動関数Ψ1)から種々の励起状態i(Eii)への光による遷移によって決まる。電子の質量をm,プランク定数をhとすると,状態1,i間の振動子強度f1iは無次元の量,で与えられる。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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