コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

振鉾 えんぶ

3件 の用語解説(振鉾の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

振鉾
えんぶ

雅楽の舞楽を演奏する際,その番組の最初に舞台を清めるために行う作法。正式には3部分から成り,第1の部分では新楽乱声 (らんじょう) という曲を伴奏に左方の舞人1人が鉾 (ほこ) を振り,第2の部分では高麗 (こま) 乱声を伴奏に右方の舞人が鉾を振る。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

えん‐ぶ【振鉾/厭舞】

《厭(まじない)の舞の意》雅楽の曲名。舞楽の始めに邪気を払い悪魔を抑え鎮めるために、左右各一人の舞人が鉾(ほこ)を持って舞う曲。えぶ。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

えんぶ【振鉾】

雅楽,舞楽の曲名。舞楽を行うとき最初に舞われるもの。振舞,延舞,厭舞とも書く。左方舞人1人と右方舞人1人によって舞われる。まず,左方舞人が舞台に出て鉾を3度振って退場(一節),次に右方舞人が同じことをくり返し(二節),最後に左右舞人2人が同時に舞台に登り,3度鉾を振って退場する(三節)。左方右方とも襲(かさね)装束(常装束とも)に鳥甲(とりかぶと)をかぶり,片肩袒(かたかたぬぎ)で,鉾を持つ。周の武王が殷を討つために商郊の野で天地の神に祈ったという故事に由来し,3度振る鉾は天の神,地の神,先霊に祈るためという。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の振鉾の言及

【新楽】より

…それはおそらく創作年代の差だけでなく,創作された地方の影響もあろうと思われる。乱声(らんじよう)という様式の曲に古楽乱声と新楽乱声があり,現在新楽乱声は《振鉾(えんぶ)》という儀式開始の舞楽に用いられる。【高橋 美都】。…

【舞楽】より

…上演の際はテンポの緩やかな平舞(あるいは文ノ舞)の一対から始め,しだいにテンポの速い武ノ舞,走舞へと進む。奉納舞楽など正式の催しでは,平舞の左・右一組の演舞に先立ち,《振鉾(えんぶ)》という儀礼的な舞を,左・右各一人ずつの舞人によって行う。また,すべての舞楽の最後には《長慶子(ちようげし)》という管絃の曲を管方が舞楽吹のスタイルで演奏し,会をしめくくる。…

※「振鉾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

振鉾の関連キーワード青海波仏哲管弦舞楽古鳥蘇春庭楽立楽調楽落蹲合歓塩管方

今日のキーワード

大統領補佐官

各種政策の立案その他に関し,側近として大統領に助言する役職だが,実質上はブレーン,顧問として多面的な役割を担う。憲法で定められた唯一の行政責任者である合衆国大統領は,強大な権力を持つにもかかわらず,議...

続きを読む

コトバンク for iPhone

振鉾の関連情報