改悔(読み)カイゲ

デジタル大辞泉 「改悔」の意味・読み・例文・類語

かい‐げ【改悔】

《「がいけ」とも》
罪を悔い改めること。
浄土真宗で、報恩講初夜などに、信仰上の心得違いを悔い改めること。また、懺悔さんげ告白すること。→改悔文がいけもん

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精選版 日本国語大辞典 「改悔」の意味・読み・例文・類語

かい‐げ【改悔】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古くは「がいけ」とも )
  2. くいあらためること。前非をくいあらためること。改悛懺悔(さんげ)かいかい
    1. [初出の実例]「僧都則改悔の心ををこしつつ」(出典:山王絵詞(1310頃)四)
    2. [その他の文献]〔北本涅槃経‐一六〕
  3. 真宗で、報恩講の初夜など、同行の集まった席で互いに安心(あんじん)について告白すること。
    1. [初出の実例]「報恩講の事〈略〉第一坊主衆改悔候て、次に其外人一人づつ前へ出られ」(出典:実悟記(1580))

かい‐かい‥クヮイ【改悔・悔改クヮイカイ】

  1. 〘 名詞 〙かいげ(改悔)
    1. [初出の実例]「就此一文、以父祖悔改非拠、以子孫告言争処道理哉」(出典:内閣文庫所蔵大乗院文書‐文永四年(1267)八月二二日・明法条々勘録)
    2. [その他の文献]〔論衡‐率性〕

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普及版 字通 「改悔」の読み・字形・画数・意味

【改悔】かいかい(くわい)

後悔する。〔潜夫論、述赦〕數(しばしば)王法に陷るは、此れ乃ち民の、下愚極惡の人なり。桎梏(しつこく)をし、囹圄(れいご)(牢獄)を出づと雖も、(つひ)に改心無し

字通「改」の項目を見る

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