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改良木材 かいりょうもくざい

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大辞林 第三版の解説

かいりょうもくざい【改良木材】

木材の欠点を化学的・物理的手段によって改良し、その長所を高度化したもの。合板類・集成材・防腐木材など。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

改良木材【かいりょうもくざい】

天然木材に物理的・化学的処理を加えて,各種の用途に応じその性質を改良したもの。おもな処理方法は接着,圧縮,注入,塗布など。貴化木材,強化木材などとも呼ばれ,合板集成材(積層材),繊維板などの総称。
→関連項目木材

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世界大百科事典 第2版の解説

かいりょうもくざい【改良木材 improved wood】

合板,パーティクルボード,集成材などのように,主原料として木材を使用しているが,これを天然のまま用いるのではなく種々の処理を施して新しく製造した木質系材料の総称。最近では木質材料とも呼ばれるセルロースリグニンのような木材質を構成する化学的組成分にまで分解して利用しようというのではなく,天然の木材の組織をあまり破壊しない程度にとどめ,そのもっている美観とか強さとかの木材の特徴を材料に加工された後も保持しつづけるようにしたものである。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

改良木材
かいりょうもくざい

現在利用されるほとんどすべての樹種の天然木材を主要原料として物理的、化学的な処理を施し、天然の木材にない、あるいは得がたい性質に改良した材料の総称。加工木材、最近では一般的な総称として木質材料とよばれている。おもに建築・家具用材として用いられる。天然の木材は、外観の美しさ、感触のよさ、工作の容易さ、軽量で高い強度、さらに湿気、熱、音などに対して適度な特性をもつ反面、不均質性、湿気、水分による膨張収縮、狂い、反り、火による燃焼、腐朽菌やシロアリのような生物に攻撃を受けるなどの短所がある。木材を原料としてその長所を生かしながら短所を改良することを目的としたところから改良木材という名が与えられているが、もう一つの重要な点は、廃材や小径材、あるいはそのままでは使い道のない不適正材から、長大材や広幅板などをつくったり、使用目的に適合した材料をつくれることである。改良木材を、改良したあるいは付与した性質によって区分すると次のようになる。
(1)節など、木材のもつ不均一性を少なくし、強さを増し、長大材を得ることを目的としたもの(集成材、単板積層材)。
(2)木材の強さ、膨張収縮などの異方性を少なくし、比較的大きな面積の板を得ることを目的としたもの(合板、パーティクルボード、繊維板)。
(3)木材の水分、湿気による膨張収縮、狂い、反り、割れなどを防ぎ、耐水性、耐湿性を高めたもの(合成樹脂注入処理木材、パラフィン注入材)。
(4)腐朽菌やシロアリに対して抵抗性を高くしたもの(防腐処理木材、防蟻(ぼうぎ)処理木材)。
(5)火に対して燃えにくくしたもの(防火木材、防火塗装木材、ドリゾール、硬質木片セメント板、木毛(もくもう)セメント板)。
(6)電気絶縁性や耐摩耗性のような特殊な目的をもたせたもの(硬化積層材、WPC)。
 そのほか、木質材料は表面を塗装したり被覆する二次加工品も多く、広義にはこれらも改良木材に含まれる。
 改良木材は、ある特定の性質を付与させるかわりに、部分的には天然の木材よりも劣る性質ももっているのが一般的で、使う場所の条件や使用目的を十分検討して使うことが肝心である。また逆に、使う立場から要求される形状、寸法や強さなどに対処することも可能なので合理的な設計や加工ができる。改良木材は近年の木材資源の枯渇に対応するために、小径材や不適正材などのような、従来未利用の原料を有効に使用しているという省資源的な役割も重要である。[有馬孝
『林業試験場編『木材工業ハンドブック』(1982・丸善)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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