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党派性 とうはせいpartiality

翻訳|partiality

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

党派性
とうはせい
partiality

思想あるいは組織体において,ある一定の政治的価値への傾斜度が大きいことをいう。党派性の観念を意識的に使用したのはマルクスや,レーニン,また,マルキシズムに影響された K.マンハイムなどである。自由,平等を標榜して成立した近代の政治理論はそれの不偏不党,または普遍妥当性主張するが,マルクスによれば,それもブルジョア階級の党派性を示す観念にほかならない。レーニンはさらに,プロレタリア階級の独裁に対する正しい理解,プロレタリア独裁に果す前衛党としての共産党の独自の任務に対する党員の意識性の高さ,これらイデオロギーによって武装された共産党が他の政党とは峻別された高度の党派性をもつことがかえって全階級の廃絶を導くものであること,すなわち普遍性に連結すると主張した。

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デジタル大辞泉の解説

とうは‐せい〔タウハ‐〕【党派性】

主義・主張などが特定の党派にかたよっていること。
マルクス主義用語。理論が階級性をもつこと。階級社会においては、理論は階級の利害を反映しており、無党派性は支配者階級の主張で、党派の偽装にすぎないとされる。

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大辞林 第三版の解説

とうはせい【党派性】

マルクス主義の用語。階級社会において、不偏不党の理論はあり得ず、人間の理論活動も階級的利害の制約を受けること。

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