文彩(読み)ブンサイ

デジタル大辞泉 「文彩」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐さい【文彩/文采】

取り合わせた色彩模様。色どり。あや
文章の巧みな言い回し。
[類語]修辞レトリック文飾潤色修飾措辞詞藻

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「文彩」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐さい【文彩・文采】

  1. 〘 名詞 〙
  2. あや。もよう。色どり。
    1. [初出の実例]「文彩(ぶんサイ)のうつくしい鳥が」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)四)
    2. [その他の文献]〔礼記‐楽記〕
  3. 文章の光彩
    1. [初出の実例]「還似退蔵機未一レ密、己観文彩映時賢」(出典:蕉堅藁(1403)次韻壺隠亭)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐丹青引贈曹将軍霸〕
  4. ぶんさい(文才)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「文彩」の読み・字形・画数・意味

【文彩】ぶんさい

あやがある。また、文章が美しい。漢・司馬遷〔任少(安)に報ずる書〕隱して(いやし)くも活き、糞土の中に幽せられて辭せざる以(ゆゑん)のは、私心、盡さざるり、鄙陋にして世を沒(を)へ、後世に表はれざるを恨めばなり。

字通「文」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android