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断口 だんこうfracture

翻訳|fracture

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

断口
だんこう
fracture

鉱物結晶を破壊したときに現れる割れ口のうち劈開 (へきかい) 面を含まない部分。形状の特徴は,貝殻状,のこぎり状,平坦,平滑,多片状などと表現され,鉱物肉眼鑑定上の一要素として利用される。岩石の割れ口に対しても適用されることがある。劈開が多方向に完全な結晶では断口が現れにくい。

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デジタル大辞泉の解説

だん‐こう【断口】

物を断ち切った面。断面。きりくち。きれくち。
鉱物が外力を受け、劈開(へきかい)面以外の方向で割れたときに現れる割れ口。劈開と異なり不規則な割れ目になり、貝殻状、多片状、鋸歯状、針状のものがある。

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百科事典マイペディアの解説

断口【だんこう】

へき開面以外の方向に割れた鉱物の割れ口。貝殻状(石英),平たん,多片状(繊維構造をもつ鉱物の集合体,たとえばある種の角セン石が示す木の割れ口のようなもの),鋸歯(きょし)状などがある。

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大辞林 第三版の解説

だんこう【断口】

きりくち。きれくち。
〔fracture〕 鉱物に打撃を加えた時にできる劈開へきかい面以外の断面。鉱物の種類によってその形や状態が異なるので、鉱物鑑定の手がかりとなる。 → 劈開

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世界大百科事典内の断口の言及

【鉱物】より

…(1)比重 鉱物はその化学組成,結晶構造の相違により幅広い比重の分布がみられ,1以下より20くらいのものも存在するが,2~4の範囲のものが多い。(2)へき開,裂開,断口 鉱物を破壊した場合にその破面は鉱物ごとに異なる状態を示す。へき開はその鉱物の結晶方位に関係のある特定の方向に平面を示して割れる現象であり,結晶構造,化学結合などと明瞭な関係をもつ。…

※「断口」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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