新庄 嘉章
シンジョウ ヨシアキラ
昭和・平成期の評論家,フランス文学者 早稲田大学名誉教授。
- 生年
- 明治37(1904)年11月10日
- 没年
- 平成9(1997)年8月26日
- 出生地
- 山口県岩国市
- 学歴〔年〕
- 早稲田大学文学部フランス文学科〔昭和5年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 勲三等瑞宝章〔昭和51年〕,平林たい子文学賞(第12回)〔昭和59年〕「天国と地獄の結婚―ジッドとマドレーヌ」,日本芸術院賞恩賜賞(平元年度)〔平成2年〕
- 経歴
- 昭和7年早稲田高等学院講師となり、24〜50年早稲田大学文学部教授。8年ジッドの「女の学校・ロベエル」を翻訳出版したのをはじめ、仏文学者として多くの翻訳書がある。31年から34年にかけてはロマン・ロランの「ジャン・クリストフ」全8巻を翻訳。8年「海豹」同人となったほか、多くの文学者と交遊し、第8次「早稲田文学」ではその中心となる。59年「天国と地獄の結婚―ジッドとマドレーヌ」で平林たい子文学賞を受賞。他の著書に「アンドレ・ジイド」「ロマン・ロラン」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
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新庄嘉章
しんじょうよしあきら
(1904―1997)
フランス文学者。広島市生まれ。広島陸軍幼年学校を中退し、岩国中学校を経て、早稲田(わせだ)大学仏文科卒業。在学中ロマン・ロランを耽読(たんどく)したことが、のちに『ジャン・クリストフ』(1956~59)を訳す機縁となった。処女出版のジッド『女の学校・ロベエル』(1933)の訳を志賀直哉(なおや)に認められ、以後『ジイドの日記』全5巻(1950~52)をはじめ多くのジッド作品を訳した。ほかにコンスタン、ラクロ、スタンダール、モーパッサン、マルロー、モンテルランなどを訳し、正確で篤実な気品ある訳文で知られる。1975年早大文学部教授を退職、同大学名誉教授。芸術院会員。第七次『早稲田文学』発行人。著書に、ジッドと妻マドレーヌとの不幸な結婚生活を描いた『天国と地獄の結婚』(1983)などがある。
[平岡篤頼]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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新庄嘉章 しんじょう-よしあきら
1904-1997 昭和-平成時代のフランス文学者。
明治37年11月10日生まれ。昭和24年から50年まで早大教授。ジッド「狭き門」,ロマン=ロラン「ジャン・クリストフ」の翻訳で知られる。59年「天国と地獄の結婚―ジッドとマドレーヌ」で平林たい子文学賞,平成2年ジッドの翻訳と研究で芸術院恩賜賞。芸術院会員。平成9年8月26日死去。92歳。山口県出身。早大卒。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
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新庄 嘉章 (しんじょう よしあきら)
生年月日:1904年11月10日
昭和時代;平成時代のフランス文学者。早稲田大学教授
1997年没
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
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