デジタル大辞泉 「海豹」の意味・読み・例文・類語 あざらし【海=豹】 食肉目アザラシ科の哺乳類の総称。陸上では、後肢が後方に向いたままで、前肢で体を引きずって前進する。クラカケアザラシ・ゴマフアザラシ・ゾウアザラシなど約20種が、世界各地の海洋、特に北洋に多く、淡水湖にも分布。シール。かいひょう。《季 春》[類語]海驢あしか・膃肭臍おっとせい・海馬とど・セイウチ かい‐ひょう〔‐ヘウ〕【海×豹】 アザラシの別名。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「海豹」の意味・読み・例文・類語 あざらし【海豹】 〘 名詞 〙① アザラシ科の哺乳類の総称。アシカやオットセイに似ているが、外耳はない。四肢は毛でおおわれ、爪がよく発達している。ひれ状の後ろあしは前に曲げられないが、魚の尾びれのように動かせる。体毛はかたく、綿毛はない。ゼニガタアザラシ、ゴマフアザラシなど一九種があり、主に北洋と南極周辺にすみ、魚などを捕食する。ねつぶ。[初出の実例]「水豹 文選西京賦水豹〈阿左良之〉」(出典:十巻本和名抄(934頃)七)② スキーで、スキー板の滑走面につけて滑り止めとして用いるアザラシの皮。シールスキン。シール。 かい‐ひょう‥ヘウ【海豹】 〘 名詞 〙 =あざらし(海豹)〔大和本草(1709)〕〔新唐書‐東夷伝〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例