六訂版 家庭医学大全科 「新生児高ビリルビン血症」の解説
新生児高ビリルビン血症
しんせいじこうビリルビンけっしょう
Neonatal hyperbiliRBinemia
(子どもの病気)
どんな病気か
生後24時間以内に現れる早発
原因は何か
症状の現れ方
生理的黄疸の項で述べたように、新生児の黄疸は
検査と診断
血液中のビリルビン値を測定します。出生体重や日齢をもとに治療基準が決まっています。
治療の方法
光線療法を行います。歴史的に「太陽光線の当たる窓際の新生児は黄疸が軽い」という観察から始まり、現在では新生児の黄疸に対する治療法として広く普及しています。青白色光や緑色光の
病気に気づいたらどうする
通常は、出生後入院中に皮膚の
一般的には後遺症のない予後良好な黄疸とされていますが、血液中のビリルビン値が高い場合には聴力検査で軽度の異常を認める場合もあるとされており、ビリルビンが基準値を超えて高い場合は、他の疾患がないかどうかを調べながら光線療法を行います。
山崎 肇
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報