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低出生体重児 ていしゅっしょうたいじゅうじ

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妊娠・子育て用語辞典の解説

ていしゅっしょうたいじゅうじ【低出生体重児】

体重が2500g未満で生まれた赤ちゃんをいいます。妊娠週数が37週未満で生まれた赤ちゃんは「早産児/早期産児」といい(ほとんどが2500g未満です)、この両方の赤ちゃんを一般に「未熟児」と呼んでいます。1500g未満の赤ちゃんは「極低出生体重児」、1000g未満の場合は「超低出生体重児」といいます。

出典|母子衛生研究会「赤ちゃん&子育てインフォ」指導/妊娠編:中林正雄(愛育病院院長)、子育て編:多田裕(東邦大学医学部名誉教授)
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知恵蔵2015の解説

低出生体重児

生まれた時の体重が2500g未満の新生児の総称。日本では年々増加してきている。原因は様々で、出産予定日より早い出産(早産)や胎内での発育が悪い場合に生じ、妊娠中の喫煙、不妊治療による多胎の増加、また医療技術の進歩で極低出生体重児(1500g未満)の救命率が高くなったこと、などが考えられる。中でも大きな要因は、若い女性のスリム志向によるダイエット、妊娠中の栄養摂取の制限などが影響している。非妊時女性の体格を肥満判定に用いるBMIで表すと、「やせ」妊婦では低出生体重児及びSFD児(妊娠期間に比し体重の小さい胎内発育不全の児)の出生率が高い。特に、妊娠中の体重増加が悪いと低出生体重児やSFD児が生まれる危険性が高くなる。一方、「肥満」妊婦では、「標準」妊婦に比べて妊娠合併症が多く発症し、妊娠中の体重コントロールが重要な治療的意味を持っている。しかし、「やせ」妊婦では妊娠中の体重増加を抑制する必要はなく、厳しい体重コントロールが、結果的に胎児を栄養障害の状態に陥らせている可能性がある。 最近、低出生体重児は成長後の高血圧などの生活習慣病と結び付いているという「成人病胎児期発症説」が取りざたされている。すなわち、「生活習慣病」は胎児期に低栄養にさらされることにより発症がプログラミングされるという学説である。

(中村敬 大正大学人間学部人間福祉学科教授 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

ていしゅっせいたいじゅう‐じ〔テイシユツセイタイヂユウ‐〕【低出生体重児】

出生時の体重が2500グラム未満の新生児。一般的には未熟児ともいう。LBWIlow birth weight infant)。→極低出生体重児超低出生体重児
[補説]母子保健法では「低体重児」と呼び、保護者に都道府県等への届け出を義務付けている。

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百科事典マイペディアの解説

低出生体重児【ていしゅっせいたいじゅうじ】

未熟児

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

低出生体重児
ていしゅっしょうたいじゅうじ
low-birth-weight infant

低出産体重児ともいう。未熟児を含めて,在胎期間に比して生下時体重が少い (2500g未満) 乳児をいう。低出生体重児は特にヒアリン膜症,特発性呼吸障害症候群未熟児網膜症頭蓋内出血,核黄疸その他で生後まもなく死にいたる率が高く,生存した場合でも知能の発達,身体の発育が遅延することが多い。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

低出生体重児
ていしゅっせいたいじゅうじ
low birth weight infant

出生時体重が2500グラム未満の新生児を低出生体重児と称する。古くは出生時体重2500グラム以下(2500グラムも含む)の新生児を未熟児とよんだが、体重が小さくとも成熟している児が含まれてしまうため、現在は低出生体重児とよぶようになった。また、出生体重1500グラム未満の新生児は極低出生体重児、1000グラム未満が超低出生体重児とよばれるが、かつては出生体重1500グラム未満の新生児が極小未熟児、1000グラム未満が超未熟児とよばれていた。
 現在、未熟児とは、胎外生活に適応するだけの成熟度を備えていない新生児という臨床的表現で、ほぼ早産児(在胎37週未満で出生した児)を意味する。[仁志田博司]

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