生まれた時の体重が2500グラム未満の赤ちゃん。生まれた後の環境に適応できるほど、体が十分に成熟していない場合がある。早期死亡や発達の遅れ、将来的に糖尿病や心臓疾患を発症するリスクが高いとされている。要因として多胎や初産、妊娠中の喫煙などが挙げられる。日本の割合は1975年から増え始め、2005年以降9・5%前後で続いており、主要な先進国の中でも高いとされる。
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出生時体重が2500グラム未満の新生児を低出生体重児と称する。古くは出生時体重2500グラム以下(2500グラムも含む)の新生児を未熟児とよんだが、体重が軽くとも成熟している児(じ)が含まれてしまうため、現在は低出生体重児とよぶようになった。また、出生体重1500グラム未満の新生児は極低出生体重児、1000グラム未満の新生児は超低出生体重児とよばれるが、かつては出生体重1500グラム未満の新生児が極小未熟児、1000グラム未満が超未熟児とよばれていた。
なお未熟児とは、胎外生活に適応するだけの成熟度を備えていない新生児という臨床的表現で、ほぼ早産児(在胎37週未満で出生した児)を意味することばとして用いられていたが、現在では、行政上の制度名等一部を除き、ほぼ使われない表現となっている。
[仁志田博司・編集部 2024年11月18日]
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出典 母子衛生研究会「赤ちゃん&子育てインフォ」指導/妊娠編:中林正雄(母子愛育会総合母子保健センター所長)、子育て編:渡辺博(帝京大学医学部附属溝口病院小児科科長)妊娠・子育て用語辞典について 情報
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