コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

新重商主義 しんじゅうしょうしゅぎnew mercantilism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

新重商主義
しんじゅうしょうしゅぎ
new mercantilism

(1) 1930年代の世界恐慌を起因とする保護主義,近隣窮乏化政策と,(2) 第2次世界大戦後のアメリカを中心とするグローバリズムが後退し,各国間の通貨,通商をめぐる経済的摩擦が表面化してきた 70年代の経済ナショナリズムの台頭とをさす。 (旧) 重商主義が貴金属の蓄積を国富の基本とし,国家権力による産業保護,輸入抑制・輸出促進策をとったのに対し,新重商主義は経済成長鈍化,失業,インフレーション,国際収支赤字を解消するために自由貿易主義を放棄し,保護貿易主義をとる経済ナショナリズムの動きである。なお新重商主義という言葉は,1965年に「新しい重商主義」 The New Mercantilismと題して行なった J.V.ロビンソンのケンブリッジ大学教授就任講演に由来する。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

デジタル大辞泉の解説

しん‐じゅうしょうしゅぎ〔‐ヂユウシヤウシユギ〕【新重商主義】

neo-mercantilism》18世紀末以降、フランス・アメリカ・ドイツなどが採った保護貿易政策。
new mercantilism》第二次大戦後、先進諸国が経済ナショナリズムの傾向をもち、貿易収支を黒字にしようとこぞって努めてきた政策。重商主義に似ていることから、J=ロビンソンによって名づけられた。

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

大辞林 第三版の解説

しんじゅうしょうしゅぎ【新重商主義】

第二次大戦後の先進諸国が、経済成長の一つの柱として貿易黒字を重視したこと。

出典|三省堂大辞林 第三版について | 情報

新重商主義の関連キーワードオイル・ショックイギリス帝国

今日のキーワード

俳句甲子園

1998年から松山市で開かれる全国高等学校俳句選手権大会。高校生が5人1組で句の優劣をディベートで競い合う。チームでの勝敗とは別に、個人の最優秀句も選ぶ。今年は過去最多の41都道府県から121校、15...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

新重商主義の関連情報