日本歴史地名大系 「日部郷」の解説
日部郷
くさかべごう
日部郷
くさかべごう
「和名抄」高山寺本にみえ、東急本・元和古活字本は「日野」とする。いずれも訓を欠く。「大日本地名辞書」「日本地理志料」ともに「日部」と考え、「くさかべ」と読むことでも一致する。日部郷は愛智郡にも存在する。郷域について、「大日本地名辞書」は「下津村の南にして、清洲駅に近し、本郡の東南隅とす、奥田、長束などの地皆この古郷域歟」とし、「日本地理志料」は「亘日下部、増田、西市場、北市場、六角堂、井ノ口、長束、奥田、高重、中ノ荘、掘田、七ツ寺、大屋、北島ノ諸邑」とし、現稲沢市の南東部から西春日井郡
弘安五年(一二八二)の千世氏荘坪付注進状案(醍醐寺文書)には、中島郡南条に属する
日部郷
くさかべごう
日部郷
くさかべごう
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報