早稲田派(読み)わせだは

百科事典マイペディア 「早稲田派」の意味・わかりやすい解説

早稲田派【わせだは】

1891年,坪内逍遥創刊の早稲田大学系の文芸雑誌早稲田文学》による作家,評論家をさす。《早稲田文学》は逍遥の後,島村抱月本間久雄谷崎精二丹羽文雄石川達三火野葦平らが主宰し編集した。耽美(たんび)派の《三田文学》に対し自然主義派と目された。上記のほか,片上伸相馬御風正宗白鳥田山花袋小川未明吉田絃二郎尾崎一雄その他が執筆,活躍した。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む