精選版 日本国語大辞典 「片上伸」の意味・読み・例文・類語
かたかみ‐のぶる【片上伸】
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(中島国彦)
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…《破戒》は主題と方法の清新さによって,《蒲団》は実生活の愛欲の赤裸々な告白として,いずれも文壇に大きな衝撃を与えた。また,《破戒》をいち早く西欧自然主義の命脈を伝えた作と評価した島村抱月をはじめ,長谷川天渓,片上伸(天弦)らの評論活動による理論的バックアップも有力だった。自然主義はやがて《早稲田文学》《文章世界》《読売新聞》などを有力な拠点とする一種の文学運動にまで成長し,1910年前後に最盛期を迎える。…
※「片上伸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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