
 
 
(こしき)の形で、
の初文。
(八)は湯気のたちのぼる形。〔説文〕二上に「詞の舒(ゆる)やかなるなり」とし、「すなはち」という承接の語とする。それで字形について「
に從ひ、曰(えつ)に從ひ、
(さう)聲」と口気の意とする解を試みているが、金文の字形によって明らかであるように、
の象形字。釜
(ふそう)をいう。ゆえに累層するものの意に用いる。「かつて」「すなはち」など副詞的に用いるのは仮借。
の初文。
(贈)・
(層)・
・
(増)など十四字を収める。釜
(ふそう)はかさねて蒸す器であるから、つみ重ね、加える意がある。曾声の字に、その声義を承けるものが多い。
tz
ng、
dz
ngは声義近く、
・
には累増の意がある。
tzi
ngは
zi
mとともに蒸し器。
・
・慘(惨)ts
mは副詞としての曾dz
ngと声近く、みな「すなわち」とよむ。〔詩〕にその用義例がある。
▶・曾遊▶・曾累▶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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