デジタル大辞泉 「末枯れる」の意味・読み・例文・類語 うら‐が・れる【▽末枯れる】 [動ラ下一][文]うらが・る[ラ下二]冬が近づき、草木の枝先や葉先が枯れる。「―・れた野山を歩く」《季 秋》「ものの情濃く薄く芝―・れぬ/楸邨」[類語]散る・落ちる・降り敷く・零こぼれる・凋落ちょうらくする・落葉する・枯れる・しおれる・しなびる・萎える・しぼむ・枯らす・枯れ落ちる・立ち枯れ・霜枯れ・冬枯れ・枯死 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「末枯れる」の意味・読み・例文・類語 うら‐が・れる【末枯】 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]うらが・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 ( 「うら」は「すえ」の意 )① 草木の先の方が色づいて枯れる。《 季語・秋 》[初出の実例]「我せこを我が恋をれば我宿の草さへ思ひうら枯に鳧(けり)」(出典:歌仙本人麿集(11C前か)下)「岡辺の真葛裏枯(ウラカレ)て、物かなしき夕暮に」(出典:太平記(14C後)二)② 声がかれる。かすれる。[初出の実例]「こはつきも舌ばやにうらがれ、かくもいやしく成物かな」(出典:浮世草子・西鶴織留(1694)六)「泣出す声も疲労のために裏涸(ウラカ)れたり」(出典:夜行巡査(1895)〈泉鏡花〉二)③ うらぶれる。うらぶれてわびしいさまである。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例