デジタル大辞泉 「萎む」の意味・読み・例文・類語 しぼ・む【▽萎む/×凋む】 [動マ五(四)]1 草花などが生気をなくしてしおれたり縮んだりする。「花が―・む」2 いっぱいにふくらんでいたものが張りを失い、縮む。「風船が―・む」3 好ましいものへの期待で大きくふくらんでいたものが、勢いを失って小さくなる。「気持ちが―・む」「夢が―・む」[類語](1)散る・落ちる・降り敷く・零こぼれる・凋落ちょうらくする・落葉する・枯れる・しおれる・しなびる・萎える・末枯れる・枯らす・枯れ落ちる・立ち枯れ・霜枯れ・冬枯れ・枯死/(2)(3)縮む・すぼむ・すぼまる・つぼむ・つぼまる・縮れる・縮める・つづまる・縮こまる・縮み上がる・すくむ・すくめる 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「萎む」の意味・読み・例文・類語 しぼ・む【萎・凋】 [ 1 ] 〘 自動詞 マ行五(四) 〙① 草花などが水分を失ってちぢむ。しなびる。しおれる。[初出の実例]「植ゑし田も 蒔きし畠も 朝ごとに 之保美(シボミ)枯れ行く」(出典:万葉集(8C後)一八・四一二二)「しぼめる花のいろなくて、にほひのこれるがごとし」(出典:古今和歌集(905‐914)仮名序)② 生き生きと張りつめていたものがおとろえちぢむ。勢いがなくなり弱る。[初出の実例]「姿体(かたち)痩(や)せ萎(しぼ)みて、更に恃(たの)む所なし」(出典:古事記(712)下)[ 2 ] 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙 ⇒しぼめる(萎) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例