東ソー(読み)とうソー

百科事典マイペディア 「東ソー」の意味・わかりやすい解説

東ソー[株]【とうソー】

総合化学会社大手。1935年徳山曹達(現トクヤマ専務岩瀬徳三郎が同社を退社し,山口県南陽に東洋曹達工業設立。1987年現社名改称。アンモニア法ソーダの工業化からスタートしたが,その後,旧小野田セメントと提携し,セメント業界に進出。徳山曹達と合弁石油化学にも積極展開。1975年に鉄興社と合併。国内とアジアで塩化ビニル等を生産するビニルチェーンを展開している。本社東京,工場南陽(山口),四日市。2011年資本金406億円,2011年3月期売上高6843億円。売上構成(%)は,石油化学27,クロル・アルカリ38,機能商品20,エンジニアリング10,その他6。海外売上比率38%。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「東ソー」の解説

東ソー

正式社名「東ソー株式会社」。英文社名「TOSOH CORPORATION」。化学工業。昭和10年(1935)「東洋曹達工業株式会社」設立。同62年(1987)現在の社名に変更。本社は東京都港区芝。本店は山口県周南市開成町。総合化学メーカー。塩化ビニール樹脂・苛性ソーダの大手。石油化学製品・電子材料なども手がける。東京証券取引所第1部上場。証券コード4042。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「東ソー」の意味・わかりやすい解説

東ソー
とうソー

総合化学メーカー。1935年東洋曹達工業として設立,ソーダ灰臭素,セメント,重曹などの製造を手がける。1960年代以降,石油化学の分野に進出。1968年新大協石油化学を設立(1990合併)。1975年石油化学メーカーの鐡興社(1925設立)と合併。1987年現社名に変更。2014年日本ポリウレタン工業を吸収合併

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