コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

東国原(ひがしこくばる)知事誕生 ひがしこくばるちじたんじょう

1件 の用語解説(東国原(ひがしこくばる)知事誕生の意味・用語解説を検索)

知恵蔵2015の解説

東国原(ひがしこくばる)知事誕生

東国原英夫は1957年宮崎県生まれ。タレント時代は「そのまんま東」としてたけし軍団の一員として活躍していたが、一方で、女優かとうかず子との結婚(後に離婚)や「フライデー編集部襲撃事件」「淫行(いんこう)事件」などのスキャンダルでも有名と、お騒がせな部分も目立っていた。2000年に早稲田大学に入学した頃から政治を志す言動が目立ち始め、出身地である宮崎県の知事に立候補するのではと噂された。そして、07年1月に前知事が官製談合事件で逮捕されたため、急きょ、知事選挙が行われた際に立候補した。 当初は準備不足もあり、泡沫(ほうまつ)候補扱いであったが、保守分裂という状況にも助けられ、またタレントの応援を頼まず、「宮崎をどげんかせんといかん」という宮崎弁の演説で有権者の心をとらえ当選した。タレント候補ではあったが、それなりにしっかりしたマニフェストを用意し、「しがらみのなさ」を強調する政治姿勢と、自らのスキャンダルや離婚も積極的に話題にしていく情報開示の精神が支持されたのである。当選後は「宮崎のセールスマン」を自称し、積極的にテレビなどのメディアに露出し、地鶏やマンゴーなどの宮崎ブランドの宣伝に努め、圧倒的経済効果をもたらした。支持率は一時90%を超えるほどで、その人気は年間を通して維持され、同じお笑い界出身とはいえ、横山ノック大阪府知事とは違う新しい無党派旋風を巻き起こし、自民党だけではなく、野党からも「政党離れ」を加速する「そのまんまショック」と恐れられている。

(稲増龍夫 法政大学教授 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

東国原(ひがしこくばる)知事誕生の関連キーワード宮崎県知事逮捕宮崎県の官製談合・汚職事件安中忠雄井上芳子大塚稔児玉伊織園山民平二見甚郷松尾宇一東国原英夫

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone