東瀛詩選(読み)とうえいしせん

大辞林 第三版の解説

とうえいしせん【東瀛詩選】

漢詩集。四四巻。1883年成立。岸田吟香の依頼により、日本の漢詩を中国に紹介するために、清の兪樾ゆえつが編集。

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世界大百科事典 第2版の解説

とうえいしせん【東瀛詩選 Dōng Yíng shī xuǎn】

中国,清末の学者兪樾(ゆえつ)が選んだ日本人の漢詩の詞華集。44巻。兪樾はもともと竹添進一郎(井井)ら日本の文人と交友があり,岸田吟香が日本人百数十家の詩集を持ちこんで評選を依頼した。大友皇子ら4人をのぞき,のこりは全部江戸時代以後の詩人の作品で,各詩人の標題の下に略伝と評論を注する。叙事的な長編の古詩を高く評価し,日本における声望とは一致しない。のち評論だけをまとめて《東瀛詩記》2巻を刊行した。【清水 茂】

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