松本零士(読み)マツモトレイジ

デジタル大辞泉 「松本零士」の意味・読み・例文・類語

まつもと‐れいじ【松本零士】

[1938~2023]漫画家福岡の生まれ。本名あきら。妻は同じく漫画家の牧美也子。さまざまなジャンルを手がけるが、特に壮大なスケール宇宙を描いたSF作品で絶大な人気を集め、空前ブームを巻き起こした。代表作宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999スリーナイン」「男おいどん」など。

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百科事典マイペディア 「松本零士」の意味・わかりやすい解説

松本零士【まつもとれいじ】

漫画家。福岡県生れ。本名晟(あきら)。小倉南高卒。小学生ころより漫画を描く。1954年長編《蜜蜂冒険》が《漫画少年》第1回新人王を受賞し,高校1年でデビュー。卒業後少女漫画家として活動。1958年上京,SFも手がけるようになる。1971年独身時代の貧乏生活をもとに描いた《男おいどん》で人気を獲得。以降《戦場漫画シリーズ》やSF《宇宙戦艦ヤマト》《銀河鉄道999》などにより評価を確立した。なかでも《宇宙戦艦ヤマト》はアニメ映画化され,その後のアニメ・ブームの先駆となった。2001年紫綬褒章受章。
→関連項目アニメーション

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松本零士」の解説

松本零士 まつもと-れいじ

1938- 昭和後期-平成時代の漫画家。
昭和13年1月25日生まれ。牧美也子の夫。昭和29年「蜜蜂の冒険」が「漫画少年」新人王にえらばれデビュー。47年「男おいどん」で講談社出版文化賞。49年テレビアニメ「宇宙戦艦ヤマト」が大ヒット。53年「銀河鉄道999」ほかで小学館漫画賞。平成10年インターネットで「ハーロック・サーガ」を連載開始。福岡県出身。小倉南高卒。本名は晟(あきら)。

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